春はカメ探しの季節
ぽかぽか陽気が増えてきた春は、カメの観察にはうってつけの季節です。
外温動物であるカメ類は哺乳類や鳥類などとは異なり、自力で体温を一定に保つことが出来ません。そのため、外気温や太陽光を浴びて体温を上げるため、越冬明けの暖かくなったこの時期に、多くの個体が日光浴をしている姿が観察できます。
*カメ類は変温動物と紹介されることがありますが、外気温や太陽光を利用して積極的に体温調節を行っていることから、外温動物がより適切な言葉だと言われています。
そこで、今回はカメを見つけるにはどのような環境を探すと良いのか、いくつかの日光浴ポイントを紹介します。
特によく見つかるポイントとして、川岸、流木やテトラポッドなどの人工物の上などがあげられます。
川岸
川を歩いていると川岸で日光浴している個体に出会うことが多いです。
流木
流木で日光浴するクサガメのオスです。特に深場が近くにある流木の上でよく見られます。
日光浴をしようと流木によじ登るニホンイシガメ。下に動画があります。
流木はよくニホンイシガメが日光浴しているポイントです。日光で流木も暖まっていることから、お腹側も温めることができるのかもしれません。
人工物
コンクリートの上でセクシーにだらける個体
テトラポッドの上で日光浴をする個体。実はこんな人工物もカメの日光浴場所になっていることがあります。
ちょっとイラっとする日光浴場所
たまにイラっとする環境で日光浴する姿を見ることもあります。
この個体は調査用のカメ罠の上でだらけていました。年齢と体長のデータを取りたかったのですが、結局罠には入らずデータが取れませんでした。
最後に動画
このようにカメたちは色々な場所で日光浴をします。
興味がありましたら、是非とも探してみてください。