砂浜に打ちあがるカメの死体
砂浜にカメの死体が打ちあがっていた。カメと言っても海ガメではない。淡水ガメだ。
しかも、日本国内にはこれといった天敵のいない、外来種のミシシッピアカミミガメとクサガメの成体だった。
おそらく、隣接する河川に生息していたものが豪雨で増水した際に海まで流されてしまったものだろう。
ただ、流される過程で溺死したものが打ち上ったのか、生存個体が過熱で干からびたのか、徘徊している際に捕食者に襲われてしまったのかは分からない。
死体は干からびた状態で、頭部が欠損していた。大きさ的に成体と判定された。
死体はオスの成体(黒化済み)だった。しかも、四肢が欠損しており、何かに襲われた後だった。
冒頭にも書いたが、日本国内には、これらのカメ類の成体の主要捕食者はいない。数少ない捕食者として、特定外来生物のアライグマとカミツキガメがクサガメの成体を捕食することがあるとの報告が僅かにあるくらいだ。
砂浜に淡水ガメが打ち上っていたという事例は今回が初めてではなく、日本各地から既に報告されている。中には、海から生存個体が上がってきたり、海中で生存個体が捕獲されたとの報告がある。どの報告も、数日前に豪雨があったことより、河川から流されてきたものだろうと結論付けている。
こういったことから、豪雨の際にかなりの数のカメ類が海まで流され、死んでしまっているのではないだろうか。と、ふと考えるようになった。
日本の自然環境がどの程度、天敵の少ない外来カメ類の成体を死亡させているのかとても気になるところだ。
ということで、こつこつとデータを集めようと、調査を始めてみた。まだ3回ほどだけど。熱中症にならないよう気を付けて、データを集めていこうかな。
ちなみに、カメ以外の死体も打ち上がっている。
ちなみに海岸植物も色々と。
今回はこんな感じで。
ではでは。