カメの甲羅は武器にもなる

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冬のカメ調査は苦痛でしかない

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淡水産のカメ類の調査には主に2つの方法があります。

 

「誘因罠を用いた方法」と「手探りによる方法」です。

 

誘因罠はカメ類の活動期に餌を使っておびき寄せる方法で(主に夏季)、手探りはカメ類の活動が鈍くなる時期(主に冬季)に川岸の横穴や泥の下に隠れている個体をほじくり出す方法です。

 

私はこの手探り調査が好きではありません。

 

理由は主に2つです。

 

まず第一に、私は寒いのが嫌いだからです。マジで無理です。

なんで寒い時期にわざわざ寒いところに行かないといけないのか、意味が分からない。

寒くて体が動かないし、風邪も引いてしまう。なんで、みんな冬季の手探り調査が好きなのか理解できません。

 

二つ目として、そもそも、手探りは効率がくそ悪いので、個体数などのデータを収集するには不適だと思っています。活動期に罠をかけてれば一気にデータが集まるのに、何で冬季に調査をするのか理解できません。

 

もちろん、越冬環境を明らかにするといった目的で、仕方なく冬季に手探り調査を行うこともあります。しかし、多くの場合(私が知っている)、越冬環境の測定なども行わずにただひたすら捕まえるだけのように見えるので、何で効率悪いことしているんだろうと不思議に思うこともありました。

 

この点は、実際に調査を行っている人に理由を聞いてみたことがあります。

 

これは、どうもカメがいそうなところに手を入れて、自分からカメに会いに行くことができる。この点がとても楽しいのだそうです。

 

この点も、私の感覚には合いません。

 

それは、私が目に映った生き物しか捕まえる気がないからです。

まずは目で獲物を捕らえてから、そいつを手で捕まえる。これが私にとっての大前提です。

 

でも、手探りは、手で捕まえてから、その後に捕まえた生き物が何か判断できます。

つまり、私がやりたいことと逆なんですね。

 

もしかしたら、毒をもった生き物かもしれない、噛みついてくる凶暴な生き物かもしれない。なんで何がいるかわからないところに手を入れられるのか理解できない。

 

まぁ、オオサンショウウオなんかの危険な生き物がいる地域でなければ、そもそもビビる必要もないですけどね。

 

ちなみに手網を使ったガサガサで淡水魚などを捕まえるのは大好きです。

網に入った生物を目で確認してから手で触るので、全く問題ありません。

 

今回はこんな感じで。

 

ではでは。